大人のたしなみとして仕事帰りの
晩酌を楽しみにしている人も多いと
思いますが、あなたは普段
どの位の量お酒を飲んでいますか?
適量であれば百薬の長
と言われるお酒も、
飲みすぎれば体に悪影響を及ぼします。
少し前にはテレビで活躍する
芸能人の方が、お酒の飲みすぎで
急性膵炎になるニュースが増えて
話題になりましたね。
そして健康だけでなく、飲酒は
抜け毛や薄毛を助長するという
噂もあるのをご存知でしょうか?
お酒好きの人にはショックな
話題ですが、今回は
お酒が抜け毛の原因になるかどうか
解説していきます。
お酒が抜け毛や薄毛を
助長してしまうことはある
結論から言うと、
お酒が抜け毛を増やして薄毛を
助長してしまうことはあります。
ただし、これはその人の
お酒との付き合い方、
飲酒の習慣によって変わってきます。
次の項から詳しく見ていきましょう。
お酒が抜け毛・
薄毛の原因になる理由
お酒が抜け毛の原因になってしまう
いくつかの理由を以下で見ていきます。
①ジヒドロテストステロン
を増やすことがある
男性の薄毛の原因の大部分を
占めるのが男性型脱毛症AGAです。
この薄毛は体内で発生する
ジヒドロテストステロン(DHT)
という男性ホルモンが悪さを
することで起こります。
DHTは毛根のヘアサイクルを乱して
髪の毛が正常に成長できないように
するため、発症箇所では抜け毛が
増え薄毛を引き起こします。
AGAの対策はこのDHTの生成を
如何にして抑えるかがカギと
なるのですが、お酒を飲みすぎると
体内でアセトアルデヒドという
毒性物質が生成されます。
これは二日酔いの元になり、
同時にDHTの生成量を
増やしてしまう作用もあります。
従って、お酒を多量に飲むことは
AGAを助長して抜け毛薄毛を
促進してしまうのです。
②栄養が浪費される
アルコールは肝臓で分解されます。
肝臓でのアルコールの
分解にアミノ酸や、ビタミンB群
などが使われてしまいますので
過度の飲酒は大切な髪の分の
アミノ酸やビタミンB群が
足りなくなってしまい、
髪の成長に悪影響を及ぼす可能性が
あると言えます。
お酒の種類によって
薄毛のなりやすさも変わる?
酒類によって含まれる成分や
栄養は異なりますが、
お酒の酒類が薄毛の発症率に
影響するというエビデンスは
ないようです。
お酒を飲む際は
適量な量で飲むことを大切にして
飲み過ぎに気を付けましょう。
ウイスキーやジン、ウォッカなど
蒸留酒は度数が高いので、
ハイボールなどでガブガブ
飲んでしまうとすぐに
適量オーバーになってしまいます。
アルコールの適量とは
純アルコールにして
一日約20g程度とされています。
これを実際の酒類に換算すると、
ビールなら中瓶1本、
日本酒なら1合、
ウイスキーならダブルで1杯、
焼酎(25度)ならグラス半分、
ワインならグラス二杯程度
になります。
お酒好きの人にとっては
「えっ!これだけ!?」
となるくらいの量かもしれませんね。
まとめ
今回はお酒が抜け毛や薄毛の原因
になるかどうかについて見てきました。
適量の飲酒であれば問題なく、
それほど怖がらなくても大丈夫です。
しかし過度の飲酒は
髪に悪影響ですのでこの点は
押さえておく必要があるでしょう。
加えて、アルコールの分解に
栄養が使われることから、
偏食せずに多くの食材を取り入れ、
栄養不足が出ないように配慮すること、
そして肝臓の疲弊を避けるために
適度に休肝日を設けるなどの
工夫をすることでお酒の弊害を
避けるように心がけましょう。